自然の書(ユウリさん誕生1)

ある昔。山と海にに囲まれた国。レセプトという王国がありました。そこは、獣人のみが暮らしている不思議な王国です。他の世界の文化を過去は取り入れていましたが、現代になって一切遅れるようになってしまいついには保守になってしまいました。

そこにはゲリュスという王と、リフィル王妃という方がその国を納めておりました。

この国は独特で、雄の言うことは絶対という文化が過去からのしきたりというゲリュス王と過去から学び新しいものを生み出し、世界と共存していくべきですっというリフィル王妃とは意見が合うことが少なく、国内での争いも絶えませんでした。

それもそのはず。リフィル王妃は元々リフィル族という独特の一族の不思議な不思議な自然の力を持っていらっしゃる末裔。そんなよそ者。ゲリュス王と意見が合うわけありません。

なぜ一緒になってしまったんでしょう?何故ならリフィル王妃の祖先がこのお国をお救いになった過去があるので、何かあったときはその末裔だからきっと、また救済してくださると信じられておられる。なので、リフィル族とは強制的にある年齢になると婚姻をしなければならない。という。古い貴族が作った意味不明な仕来たりがいまだに残っていたのです。それなのに、ゲリュス王は何故か古きものばかりに拘ってしまう。矛盾していますね♪

すべてが悪い訳ではありません♪さてお話を続けましょう。

そんな派閥がある中、二人の間には子供ができました。やがてその子が。この国の運命を大きく周期的に変動させてしまう事になるのです。

ゲリュス王はリフィル王妃のことは放置をし、他のケモノのところへと遊びにいきました。

苦しむ毎日。とても辛いでしょう。苦しかったでしょう。

孤独感溺れる日々でした。

定期検診。お医者様は、女の子という事をお伝えしました。

リフィル王妃はあまり嬉しがってはいませんでした。何故ならそれを聞いたのは、王妃ではなく、王、ゲリュスだったのです。

リフィル王妃は不思議な自然の力を持っていらっしゃる方です。しかし、ゲリュスはとても賢い頭の回転が早い方でした。早い手を打つ。出る杭を打つ。まさにこの通り。

ゲリュスの遊びはひどくなり、ついには、王でありながら、帰ってこない。ということもありました。王の言うことが絶対のこの国では、王の命令以外ではみんな誰も動いてくれません。

リフィル王妃はゲリュスの浮気を知っていました。しばらくはそれよりも痛みの方でそれどころで無かったですが、それが少し引いたとき、その分を取り返すかのように恨みはどんどん積み重なり。王妃の自然の力は逆転。Reversalを引き起こしまったのです。

この世に偶然があるとすれば。それは、奇跡です。それ以外は、偶然を装った必然のもと成り立っています。

最後の検診の時。ゲリュスは少し反省をし、女の子の用具を一式一緒にリフィル王妃と揃え、医者を呼び寄せました。

リフィル王妃はとてもとても女の子を待望していました。未来は変えられる。きっと変わっているはずだと。あともう少しで会える。耐えに耐えた。すると。医者は告げました。

-雄。ですねこの子は雄になってますね。-

王妃の顔が滞ったのをよく覚えています。ですが、誰のせいでもありません。

王妃は言いました。

リフィル「何故ですか!!あの時は!。あの時雌だとおっしゃったではありませんか!!それにもう。すべて一式も揃えてしまったんですよ!!?」

ゲリュスは被せるように

ゲリュス「お医者様に申し上げても仕方ないだろう?」

お医者様「申し訳ありません。」

……………………数週間後…………………

リフィル王妃は無事に男の子を出産されました。その知らせは、たちまち国中に広がり、この日だけは、争いは鎮まり、お祝いムード一色になりました。また、雄であったため国民からも次期皇帝候補者としての声が今からも上がっていて期待の声が次から次へ。

ゲリュスにもリフィルにもあまり似ていない灰色な毛並みに白色な模様。リフィル王妃は名前を既に決めていらっしゃいました。ゲリュスは王妃に尋ねました。

ゲリュス「名前をなんにするべきかそなたが決めるといい。」

リフィル王妃はその子を見て直ぐに言いました。

リフィル「ユウリ。ユウリ・ラフィル」

ゲリュス「良かろう。次期皇帝にふさわしい。王になるにもいい名前だ」

リフィル「この子を後継ぎにされるおつもりですか…?」

王妃はとてもそれが不安でした。今まで、そうやってこの国は何度も、何度も破綻を繰り返し、それをリフィル族が命を張って救いだしてきた。そう教えられて歴史もそれを証明しているからです。だからこそ、過去から学び。新しいものを生み出し、世界と繋がり。共存していくべきとリフィル王妃は思っていらっしゃるのです。

しかし、リフィル王妃は言えません。何故なら逆らえば、どういう仕打ちを受けるか分からないから。これまでもさんざんな仕打ちを受けてきたからです。

ゲリュスは言いました。

ゲリュス「当然だ?なにか問題があるのか?私の後を継がせてこの偉大な国を引っ張らせてやるんだよ。雄は雄らしく。雌は雌らしく。過去のしきたりこそ全てだ。それを破るなど許さん。」

リフィル「あなたは…。」

ゲリュス「私に楯突く気か?大人しく面倒だけ見ていればいいのだ。黙っておれ。それが嫌ならこの国から出て行け。このよそ者め。」

リフィル王妃は見縮まってしまいました。

リフィル王妃は何も言えない自分の弱さと、愚かさで、身が一杯でした。しかし、彼女には末裔のこの国の者には理解が出来ない不思議な自然の力をもっています。彼女は祈りました。







…物事の必然が全て、予言通りとなるように…






ユウリ「おはようございます。お母様~」

テーブルに並べられた色とりどりの朝食をのんびりを食べている彼は、あれから大きくなり、6歳になりました。とはいえ人間での6歳です。

リフィル王妃は彼の好きな、オレンジジュースを目の前に置き、

リフィル「おはようございます♪今日は寝坊せずに起きれましたね♪」

ユウリ「はい♪頑張れました♪」

ゲリュス「遅いぞユウリ。それでは王にはふさわしくない。もっと規則正しく悠々しくしなさい」

ユウリ「は、はい。すいません。」

ゲリュス「大体お前は次期皇帝としての自覚が足りなさすぎる。もっと雄らしくしろ❗いいな!」

ユウリ「雄らしく。ですか。?」

ゲリュス「なんだ?言うことが聞けぬのか?」

ユウリ「が、頑張ります。」

リフィル「あ、もうそろそろ時間ですよユウリさん?いってらっしゃい?」

ゲリュス「まだ早いだろう?それに話は終わっていない」

ユウリ「あっ本当だ。すいません。ちゃんと気を付けます!じゃあいってきますー!」

ユウリは王族ではありながら、学校は王族ではない平民と王族が混ざり合う学校に通っています。ゲリュスは大反対をしましたが、リフィル王妃が裏で手を回していたようですね?

邸から飛び出てきたユウリ。いつもの自然豊かな通学路。この国には自動車が走り出すのはまだまだまだまーだ遠いあと未来のお話。舗装もされてない黄土色の砂利道をザクザク音を立てながら歩いていると。大きな川に突き当たります。石で掛けられた橋はとても頑丈でユウリの体重何かではびくともしません。

橋を渡っている途中とてもとても冷たい風が吹きました。そう。ユウリはリフィル族の血をそのまま引いていたのです。ですがそのお話が出てくるのはまたまた遅くなってのことでしょう。

ユウリ「ん。冷たい。もう春も過ぎたっていうのにー。何でだろ?川のせい?」

しばらく橋の真ん中で川を眺めているユウリ。川は透き通った無色透明で、clearでした。お空の雲が反射して写るし、角度を変えれば草木が写って緑や茶色。Clearって何色にも染まって逆に何色にも染まらない。

ユウリ「すごいなぁー。。。」

「なーにがー」

不意な問いかけにユウリは姿勢を崩して橋の真ん中で転びました。

「ちょっとーそれくらいで転ばんでー女々しいねー」

ユウリ「女々しい…。ごめんなさい。」

「ん?まあいいや!ねえはやくいこー?学校遅刻するよ!!」

ユウリ「あっそういえばそうだった!!教えてくれてありがとうございました!!って、誰でしたっけ?」

「え?…………」

ユウリ「ええ…?」

「私だよ!?ミリア!!」

ユウリ「ミリアさん。。。ごめんなさいどこかでお会いしましたっけ?」

ミリア「とぼけてる?」

ユウリ「いえ!!ごめんなさい!!」

ミリア「女々しさといい、とぼけぐあいといい、相変わらずねー雄らしくなんなさいよー次期皇帝さん」

ユウリ「すいません…。」

ミリア「んー?何か不味いこといっちゃった?違うの?」

ユウリ「いえ…。」

ミリア「ほら!とっとと行くよ!!」

ユウリ「ああ。はいいいい…!」

ユウリさん。いったい何に引っ掛かっているんでしょうか。このミリアさんと一度お会いしたことがあるのにユウリさんは覚えていらっしゃらない。なぜでしょう。不思議ですね。